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ハムラ法についての私の見解【美容外科医 湯田講座】

「ハムラ法についての私の見解【美容外科医 湯田講座】」

今回も「ゆだクリッ」「ゆだくり」のドクターユダが、こういったお悩みに答えます。

この記事は、こんな悩みをもつあなたに向けて
「ハムラ法について知りたい」

上記でお悩みのあなたは、この記事を読めば悩みが解決することでしょう。

本記事のテーマ
「ハムラ法についての私の見解【美容外科医 湯田講座】」

記事の信頼性
記事を書いている私は、美容外科医・形成外科専門医(日本形成外科学会認定)で、美容整形国際学会でも受賞歴があります。
国内医学雑誌特集号にも「まぶたの美容整形手術について」執筆している専門家です。
まぶたに関しては専門家です。
(著者プロフィールへ)

ハムラ法についての私の見解【美容外科医 湯田講座】

ハムラ法についての私の見解
それでは参りましょう。

脱脂とハムラの違い

脱脂とハムラの違いについて
脱脂は下瞼のふくらんでいる原因となっている脂肪を瞼の裏側から切除減量する手術です。
ただふくらみをへこませる手術。

しかながら脱脂をしたい方のお悩みは

目の下のふくらみだけでなく
ふくらみの下に凹みがある方がほとんどです。

この凹みは
脱脂では改善できません。

それに比べ、
ハムラは、脂肪を基本的には取らずに(美容外科医による)利用して
へこんでいるところを膨らませ、膨らんでいるところを平らにする手術です。
根本的に下まぶたを若がえらせるので、長い目でみてキレイにいられます。

ハムラ法が進歩した今となっては、脱脂はすでに過去の手術であり
私個人の見解では「脱脂はしない方がいい」と考えています。

理由は
そもそも脱脂を考えている方のお悩みは
脱脂だけでは長い目でみてそんなにはキレイにならないから。

脱脂を考えている方は

「目の下が膨らんでいる」

これにつきます。

そもそもこの膨らみの原因は
脂肪だけでなく
脂肪を包む膜が弱くなってきて
脂肪が飛び出やすくなっている「ヘルニア」という現象です。

根本的な解決として
飛び出にくくすべきなのに
脱脂だけではその解決にならないから。

むしろ脱脂の際に、脂肪の周りの組織にダメージが加わり

結果として今後、これ以上よくできなくなってしまう可能性があります。

なので脱脂はやめておいた方がいい、というのが私の考えです。

ハムラ法で大事なこと

ハムラ法で大事なこと

骨膜下で靭帯や筋肉を上に持ち上げる

骨膜下で靭帯や筋肉を上に持ち上げる
多くの美容外科医はこの操作を骨膜上で行っています。

いずれにしても靭帯や筋肉を上に持ち上げて
凹みを解除しなければいけません。

骨膜下か骨膜上について。

私に関しては
骨膜上より骨膜下の方がいいと考えています。
理由は単純にその方が長い目でみてキレイだから。
これはWOMクリニックの佐々木先生に教えて頂きました。

私もその通りだと思います。

骨膜下の方が確実に剥離ができるのと
脂肪をより堅実な膜で覆うことができるのです。

再発の予防につながるわけです。

脂肪をしっかり凹みに移動

脂肪をしっかり凹みに移動
脂肪を脂肪を包む眼窩隔膜からしっかり解除して
脂肪を動きやすくしてから
しっかり凹んでいる部分に脂肪を移動させることです。

PONOクリニックの芝先生にしっかりとした脂肪の移動のさせ方を勉強させていただきました。

CPF再配置

CPF再配置
CPFという下瞼のやや硬い膜を利用して
脂肪をつつみこんでしまう術式です。
これについては
クマクリニックの毛利先生に教えて頂きました。

これにより「脂肪ヘルニア」をかなり根本的に解決できます。

膨らみを平らにできるわけです。

表ハムラと裏ハムラの違いについて

ハムラには表と裏があります。
切開をする場所によって分けられます。
睫毛のふちを切るのが表
粘膜をきるのが裏
つまり
傷跡を一切作りたくない方は裏が良いです。

しかしながら
表にも良さがあります。

それは
涙袋外科的形成術を同時にできること
また手術のときに見える範囲が広いのでしっかり万全な効果をだせること。
この2点があります。

しかしながら表ハムラには
「少なからず外反する」リスクがあります。
若い方にはほとんど問題ありませんが
歳をとって下瞼がたるんでくると
若干、下瞼がさがるリスクがあります。

このリスクが若干でも嫌な方は裏ハムラがいいでしょう。

手術をしたところは一時的にかたく縮む「拘縮」という現象が起きます。
これは傷を治すための生理的な現象です。
かたく縮むと傷の面積が小さくなるので
傷が早く治るのですが
下瞼にはこれがあだとなって
若干下瞼がさがってしまうのですね。

表ハムラで涙袋ができる理由

表ハムラで涙袋ができる理由
インターネットなどでは
表ハムラをすると涙袋がなくなると言われているそうですが
上手な先生が手術すれば全くなくなりません。
それどころか
涙袋を同時につくることすらできてしまいます。

理由は
涙袋をつくる眼輪筋という筋肉束ねて移動させ丸めることができるからです。

睫毛のきわきわを切ることで、まつげのきわきわの筋肉を操作することができるのです。

ハムラとミドフェイスリフト

ハムラとミドフェイスリフト

ハムラのときに同時に
頬もリフトアップする手術が可能です。
頬は顔の中間にあるので
ミドフェイスリフトと呼ばれています。

どうせハムラするなら同時にしてしまった方が良いですよね。

特に頬が垂れ下がっている方は
頬がリフトして
若返るのです。


今回の記事は以上になります。

他にも、美容整形に関する有益な情報を美容コラムやyoutubeでもご紹介していますので
良かったら見てみてください。

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