執筆・監修湯田竜司医師
湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「二重整形の悩み解決!」にようこそ。
美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。
憧れの二重の形になりたいとお考えの方に向けて、今回はパッチリ目元デザインを叶える方法についてご紹介してまいります。
日本人に一番多い二重の形は末広型の二重と言われていますが、この記事を読まれているあなたは二重にはいくつか種類があることをご存知でしょうか。
まずは二重の形の種類について学んでいきましょう。
二重は平行型二重、末広型二重、奥二重の3種類に分類されます。それぞれの違いについて解説していきますね。
まずは平行型二重です。平行型二重とは蒙古ひだ(もうこひだ)がなく、目頭まで二重のラインが届いている、あるいは蒙古ひだが非常に小さく、蒙古ひだを乗り越えて目頭まで二重のラインが届いている二重のことをいいます。
続けて末広型二重です。末広型二重とは目頭部分の二重ラインが蒙古ひだの中に収まっている二重のことをいいます。こちらは蒙古ひだのある黄色人種特有の形で、二重まぶたの日本人の約8割が末広型二重ともいわれています。
最後に奥二重ですが、こちらは末広型の中でも二重幅が狭く、二重のラインがほとんど見えない形のものを指します。
二重整形の人気デザインは平行型二重と末広型二重の2つに大きく分けられます。ここからはそれぞれの二重の特徴についてお話していきます。
それでは人気デザインの一つ目、末広型二重の特徴について解説していきましょう。
末広型二重に適している施術は「二重埋没法」です。
日本人は蒙古ひだがある方の割合が多いため、二重ラインを作ろうとすると自然と末広型になる場合が多いです。
埋没法は皮膚を切らずに糸で留めることで二重を作るので、今の目の形を生かしてデザインをしていくことになります。
そのため二重埋没法は自然な末広型二重を作るのに適していると言えます。
自然な二重まぶたにしたい方は末広型二重にすることをおすすめします。
先述したように日本人は蒙古ひだの影響により、二重ラインを作ろうとすると自然と末広型になることが多いです。
自然な二重まぶたを作るには今の自分の目の形を生かしたデザインにするのが一番です。
そのため、自然な二重まぶたを作りたい方は末広型二重が向いていると言えるでしょう。
それでは続けて人気デザインの二つ目、平行型二重の特徴について解説していきましょう。
平行型二重に適している施術は「二重切開法」と「目頭切開」です。
蒙古ひだが発達していない場合は埋没法だけでも平行型二重になりますが、蒙古ひだが張っている場合、埋没法で二重を作ると末広型の二重になります。
蒙古ひだが張っている場合には蒙古ひだの上からラインを作るように二重切開法を行うことで、きれいな平行型二重を作ることができます。
ただし、この場合はある程度幅の広い二重ができます。もしも幅が狭い平行型二重を作りたいのならば、蒙古ひだの張りを軽減させる「目頭切開」も合わせて行う必要があります。
以上のことから、平行型二重に適している施術は「二重切開法」と場合によって「目頭切開」ということになります。
幅広のくっきり二重まぶたにしたい方は平行型二重にすることをおすすめします。
幅が広くなるにつれ、末広型二重だと不自然さが出てしまいます。平行型二重であればある程度幅が広くても自然な形を保ちやすいですし、バッチリメイクをする場合にも映える目元といえます。
そのため幅広のくっきり二重まぶたがほしい方は平行型二重がおすすめです。
それでは末広型と平行型はどちらが人気なの?と気になる方も中にはいるかもしれません。こちらについては結論「あなたがどんなイメージの顔になりたいか」によります。人気なデザインを選択しても、それが自分の理想のイメージと異なれば意味がありません。自分はどんな目になりたいのか、どんなイメージの顔になりたいのか。そこをはっきりとさせると自ずと作るべき二重の形も決まってくるのです。
末広型の二重の形は自然体で可愛らしい印象を与えます。
末広型の二重は蒙古ひだがある日本人の目の形に合った二重の形です。
あまり作りすぎた感じは嫌、周りにばれない自然な二重が欲しいという方は末広型二重を作ることをおすすめします。
平行型の二重の形は化粧映えする華やかな印象を与えます。
末広型と比較するとアイラインの描きやすさや、目元の強調のしやすさは平行型の方が上と言えるでしょう。
普段からしっかりとしたアイメイクを楽しんでいる方や、華やかな雰囲気を出したい方は平行型二重を作ることをおすすめします。
それではここからは二重埋没法のメリットとデメリットについて解説していきましょう。
まずは二重埋没法のメリットです。
一つ目はダウンタイムが短いということです。
お仕事や学校等の都合上、あまりお休みを取れないという方は多いです。
そうするとダウンタイムが長い施術だと生活に支障が出てしまいますよね。
埋没法であれば数日で強い腫れは引くことが多いです。またお化粧の再開も比較的すぐできるため、内出血や傷跡などもカバーがしやすいです。
そのためダウンタイムがあまり取れないという方には埋没法がおすすめです。
二つ目は施術料金が比較的安いということです。
クリニックにより金額は様々ですが、二重切開法に比べて埋没法の方が安価に設定されていることがほとんどです。
二重にしたいけど金銭面に不安がある、まずは気軽に二重整形を試してみたいという方には大きなメリットといえるでしょう。
三つ目は糸を外せば元に戻せるということです。
埋没法は糸を埋め込むことで二重のラインを作ります。そのため埋め込んだ糸を外すことで元の目の形に戻すことが可能です。
もしも失敗したらどうしよう。自分に似合っていなかったらどうしよう。そのような不安な気持ちを抱えている方は少なくありません。
何かがあっても糸を外せば元に戻せるという安心感は埋没法における大きなメリットなのです。
続けて埋没法におけるデメリットです。
一つ目はまぶたのたるみが多い場合は二重整形が難しいということです。
埋没は糸により二重を作りますが、たるみが多い場合はラインを定めるのがやや難しくなります。
たるみが多い場合はない場合に比べて糸をかける場所の少しの差で広くなりすぎたり、狭くなりすぎたりと微調整が難しくなるのです。
そのためたるみが多いと希望の二重を作るのが難しいというのは埋没法におけるデメリットといえます。
二つ目は二重ラインが取れる可能性があるということです。
埋没法は糸を埋め込むことで二重を作ります。糸を外すことで万が一の時に元に戻せるというのはメリットではありますが、逆に糸が緩んだり、取れたりすると二重ラインが消失してしまいます。
その場合は再度埋没法や切開法で二重を作らなければなりません。
いつ取れてしまうのかというのは正直執刀医にも予想はできません。
稀に埋没法をしたことで二重のくせがついたり、取れずに形を維持できる場合もありますが、数としてはあまり多くありません。
いつか取れてしまうという不安を多少なり持って生活する必要が出てくるため、二重ラインが取れる可能性があるというのは大きなデメリットと言えるでしょう。
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それでは続けて二重切開法のメリットとデメリットについて解説していきましょう。
まずは二重切開法のメリットです。
一つ目は二重ラインが取れにくいということです。
二重切開はまぶたの内部組織の癒着(ゆちゃく)により二重のラインを作ります。
組織と組織がしっかりとくっついてラインができるので、ラインが消失することはほとんどありません。
ほとんどないと表現しているのは、稀に癒着しにくい体質の方がいらっしゃるためです。
しかしながらその可能性は非常に低いものであり、二重切開法は永久二重を手に入れられる術式です。
憧れの二重ラインが取れにくいというのは大きなメリットです。
二つ目はまぶたのたるみも取り除けるということです。
二重切開法はもちろん二重ラインを作るために切開するのですが、その際に余っている皮膚を一緒に取ることでたるみも取ってしまうというわけです。
ただし、二重ラインでたるみを改善しようとして皮膚を取り除こうとすると傷跡が目立ちやすくなります。傷跡が目立つのは嫌だけれど、たるみを取り除きたいという場合には眉下切開で皮膚を取り除くことをおすすめします。
とはいえ、一度の手術で二重ラインとたるみの改善を手に入れられるのは二重切開のメリットと言えるでしょう。
続けて切開法におけるデメリットです。
一つ目は元に戻せないということです。
切開法は皮膚を切開し、永久的な二重を作る方法です。
そのため手術をしてから「やっぱり手術前の目に戻したい…」ということはできません。
手術の前に自分がなりたい理想の二重はどのような形かというのをしっかりと決めておく必要があります。
永久的な二重を作れる反面、大きな決断が必要となるので、元に戻せないというのは切開法におけるデメリットと考えられます。
二つ目はダウンタイムがあるということです。
切開法は埋没法に比べてダウンタイムが長くなります。
切開法の場合、手術をしてから約1週間後に抜糸をする必要がありますが、それまでは強い腫れが続きます。また抜糸後はメイクをすることはできますが、内出血や傷跡の赤みはしばらくの間続きます。
お仕事や学校などの事情であまり長期の休みを取れないという方にとってはダウンタイムがあるというのはデメリットとなるでしょう。
三つ目は傷が残る場合があるということです。
切開をする以上、必ず傷跡は残りますが、基本的には半年〜3年程たてばほとんど目立たなくなります。
しかしながら場合によっては傷跡がずっと目立ったままであったり、凹凸が見られたりすることもあります。
せっかく二重を手に入れても目を閉じた時の不自然さが残ってしまっては嫌ですよね。
そのため傷が残る可能性があるというのは切開法におけるデメリットといえます。
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ここからはより希望の二重の形に近づける方法について解説していきます。
目を大きく見せるには二重整形の他に目頭切開や目尻切開も必要となる場合があります。
では、具体的に目頭切開や目尻切開とはどのような手術なのか一緒に見て参りましょう。
まずは目頭切開についてです。
蒙古ひだというものをご存知でしょうか?
蒙古ひだとは目頭の上瞼の皮膚がかぶさっている部分のことです。
日本人をはじめ、アジア人に多く見られます。
この蒙古ひだがしっかりしていると、目が小さく見えたり、離れて見えたり、つり目のように見えたりすることがあります。
では蒙古ひだがあると平行二重になりにくいのでしょうか?
それは希望する二重幅と蒙古襞の張り具合によります。
狭い幅の二重を希望される場合は目頭側が蒙古ひだに引っ張られるため末広型しか作ることができません。
蒙古ひだを残したままでも目頭側の二重のライン幅が広くなるようにデザインすれば平行二重を作ることは可能です。
ただしこの場合、目頭側を広くすることでまぶたの中央から外側の二重幅が広くなりすぎることもあります。
また蒙古ひだの張りが強い場合には希望する二重ラインの他に蒙古襞の張りによるラインが目頭側に入ることもあります。
そのため希望する二重幅や蒙古ひだの張りの程度によっては二重整形のみで平行二重を作るのは難しいこともあります。
もしも二重整形のみで希望の二重の形にならない場合は蒙古ひだを除去しパッチリ目元を作るといいでしょう。
蒙古ひだを除去するためには「目頭切開」という手術を行います。
目頭切開を行うことで好きな幅で平行型二重を作れるだけではなく、目の横幅を鼻の方へ広げることで目を大きく見せることもできます。
そのためパッチリ目元を手に入れたい方は目頭切開を行うといいでしょう。
では目頭切開のダウンタイムはどれくらいなのでしょうか。
目頭切開は手術をしてから1週間後に抜糸をする必要があります。
内出血が出ると完全に消えるまで長くて1ヶ月ほど、患部の赤みは長くて半年ほど続きます。
ただ、抜糸後はメイクをすることができるため内出血や患部の赤みはある程度カバーすることができます。
そのため激しいダウンタイムは1週間ほどですが、形が完成するには半年ほどかかるということになります。
続けて目尻切開についてです。
目尻切開とはどのような手術か解説していきます。
目尻切開は目尻を切り開いて目の横幅を広げる手術です。
そのため目と目の距離が近いために目頭切開が適応でない方にもおすすめです。
切れ長の大きい目にすることでお顔全体のバランスを整えることができます。
目尻切開は整形したのがバレにくいのでしょうか。
答えはYesです。
もちろん手術直後は晴れや傷跡の赤みがあるため少し目立ちます。
ですが、切開の傷跡はメイクやまつ毛の内側に隠れるのでほとんど目立ちません。
整形したのがバレたくないけど、目元の印象を少し変えたい・・・。と考えている方は
一度目尻切開を検討してみてもいいかもしれませんね。
目尻切開はたれ目・つり目の改善でやさしい印象を作ることも可能な施術です。
この手術は目の外側に向かって横幅を広げることで目元を大きく見せる効果がありますが、切開する角度を調整することでたれ目やつり目の改善をすることが可能です。
目尻から下瞼のラインが緩やかになるので優しい印象の目元になるのです。
たれ目・つり目でお悩みの方は目尻切開で目の印象を変えてみるのも一つの手段といえるでしょう。
では目尻切開のダウンタイムは一体どのくらいなのでしょうか。
個人差はありますが強い腫れがあるのは約1週間ほどでしょう。
目尻切開は手術から1週間後に抜糸を行う必要があります。
この抜糸を終えると急速に腫れが引いていきます。
内出血が出てしまうと1週間では完全に消失しませんが、抜糸後はメイクをすることもできるのでカバーすることができます。
また、縫合する糸はまつ毛ほどの細さのため、糸がついている間も腫れはあるものの糸とまつ毛が同化して見えることも多いです。そのため抜糸前でもメガネでごまかせてしまうという方も多くみられます。
目尻切開は他の目元の手術に比べるとダウンタイム中も比較的過ごしやすい施術かと思います。
それではここからは二重整形についてよくある質問の回答をしていきましょう。
一重まぶたの方が埋没法によって末広型二重を作ることは可能です。
また蒙古襞の張り具合にもよりますが、平行型二重を作ることも可能です。
まずは理想の目の形は埋没法で自然に作ることができるのか手術前に医師としっかり確認することが大切です。
片目だけ二重整形をすることは可能です。
しかし目の形によっては二重整形だけではなく、目頭切開や目尻切開を併用しないと左右が整わないこともあるかもしれません。
カウンセリングの際に医師と二重の形のシミュレーションを行いますが、そこで左右差のない二重が作れるか、作るために必要な術式は何かを確認するようにしましょう。
アイプチを続けていることでまぶたの皮膚が伸びてしまったり、かぶれてしまったりしている方は少なくありませんが、アイプチでまぶたが伸びてしまっていても希望通りの二重の形を作ることは可能です。
ただし、ほとんどの場合埋没法でも対応可能ですが、二重切開の方がいいことが多いです。
皮膚が伸びたりかぶれたりした状態でも埋没法はできますが、きれいな二重ラインができないことがあります。
それに対し、切開法でしたらまぶたの状態に関わらずきれいな二重ラインを作りやすいです。
どちらが適しているのか医師に相談するようにしましょう。
奥二重の方でも平行型二重を作ることは可能です。
しかしながら、奥二重の方は蒙古ひだがしっかりと張っている方が大多数です。
蒙古ひだがある場合は蒙古ひだを超えて二重ラインを作るようにすると平行二重になりますが、そうするとある程度幅のある二重になりますし、平行二重を作れても目頭側に蒙古ひだの張りによるラインが別にできてしまうこともあります。
幅の狭い平行二重や、自然な平行二重を作りたい場合は目頭切開を一緒に行う必要もあるので医師に確認しておきましょう。
まぶたの脂肪が多く、幅広な二重を希望される場合は基本的には二重切開法を行うのがよいでしょう。
まぶたをすっきりさせるには脂肪を取り除く必要がありますが、この脂肪を取り除くという工程を二重埋没法で行うことは難しいです。
また幅広い二重を埋没法で作るには限界があるためその点においても切開法の方がいいでしょう。
ただしまぶたの皮膚が厚い方はたとえ切開法で行ったとしても、少し二重幅を広げるだけでも不自然になりやすいです。
自然な幅広二重が欲しい場合はどのくらいの幅までなら自然に見えるのかをあらかじめ医師に確認するようにしましょう。
目を大きくするために二重整形と一緒に目頭切開や目尻切開を行うことが有効なこともありますが、そうでない場合もあります。
目頭切開や目尻切開は目を大きく見せる効果があるのですが、施術することで顔のバランスが崩れてしまうこともあります。
もともと目と目の距離が近い人が目頭切開をしてしまうとより距離が近くなり不自然になります。
また、目尻切開は目の外側の皮膚に隠れている白目を露出させる施術ですが、もともと隠れている白目が少ない方がしてしまうと目尻側の赤い結膜が露出しすぎてしまい不自然になります。
自分では目頭切開や目尻切開の適応があるか判断するのは難しいかと思いますので医師に相談してみましょう。
過去に一度でも埋没法の経験がある場合は初めての方に比べると手術の難易度が少し上がります。
二重のラインは内部組織が癒着(ゆちゃく)を起こすことで作られます。
修正をする場合は以前の埋没法の糸の癒着を取った上で希望の二重のラインを作るようにしていきますが、この以前の癒着が完全に取れないことがあります。
そうすると希望の二重ラインではない予想外のラインができてしまうこともあるのです。
そのため修正手術の経験豊富な医師にお願いすることをおすすめします。
末広二重から平行二重にすることは可能です。
末広二重から平行二重にするには蒙古ひだを目頭切開によって取り除くか、蒙古ひだを超えて幅の広い平行二重を作るかどちらかになります。
二重整形のみで作れるか、目頭切開も一緒に行う必要があるかはその方の理想とする平行二重の形によりますので、理想の目の形をしっかりと医師に伝えるようにしましょう。
希望の二重の形になるには医師とじっくりと話し合うことが重要となります。
どんなに経験豊富な医師にお願いしても、自分の理想を明確に伝えることができないと手術後の目に納得がいかない可能性が高くなってしまいます。
自分はどんな目になりたいのか、とにかく譲れないポイントは何なのか。
まずは自分の理想、希望を明確にした上でカウンセリングに臨み、自分に最適な施術でなりたい目を手に入れましょう。
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