執筆・監修湯田竜司医師
湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「二重整形の悩み解決!」にようこそ。
美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。
二重整形手術には大きく分けて 2 種類の方法があります。 手術は二重埋没法と二重切開法の2つに分けることができます。 それぞれの手術には、メリットとデメリットがあります。ご自身に適した手術方法を選択す ることをお勧めします。そのためにも、二重埋没法と二重切開法の違いをよく理解していた だくことがとても大切です。
では、1つずつ解説していきます。
二重整形には埋没法と切開法があります。それぞれどのような手術なのか、メリットとデメ リットも踏まえて説明していきます。
二重埋没法とは、医療用の特殊な糸で上まぶたを数か所縫うことで美しい二重ラインを作 る手術方法です。
埋没法の手術では、メスで皮膚を切開することなく、上まぶたに糸を埋め込みます。
そうす ることで糸によって皮膚が引き上げられるようになり二重ラインを作ることができます。
しかし、この糸をかける位置によっては目へのダメージが大きくなることもあります。
糸を かける位置は3つに分けることができます。
挙筋法(きょきんほう)、瞼板上縁法(けんば んじょうえんほう)、瞼板法(けんばんほう)の3つに分かれます。
この中で、目やまぶた に一番ダメージを及ぼす方法は瞼板法です。
瞼板法は、目に触れている粘膜がでこぼこにな る可能性が高く、そのため黒目(角膜)に傷がついてしまうリスクがあります。
当院ではお 勧めしていません。
では、どの位置が目やまぶたへのダメージが最も少ないのでしょうか。
それは、瞼板上縁法と挙筋法です。この2つのうち仕上がりの美しさも考えるとお勧めは瞼 板上縁法です。
瞼板上縁法は、挙筋法と比べて二重ラインがしっかり作れて長持ちします。
また、幅広めの二重ラインでも目の開きが悪くなってしまうというようなことがありませ ん。
当院では、目の健康と仕上がりの美しさの両方を重視した埋没法(瞼板上縁法)を提供 しております。
そして、糸をかける位置の他に糸の固定方法にも違いがあります。
固定方法には、一昔前に主流となった点固定(点留め)と、現代ではループ状に固定するル ープ固定があります。
当院ではループ固定のみ行っております。
当院の埋没法(ループ法)の特徴として、1取れにくく取れやすい2分厚いまぶたでも大丈夫3仕上がりがきれいの 3 つです。
どのような意味なのか 1 つずつ説明していきます。
取れにくく取れやすいとは、まずは『取れにくい』=『取れにくい埋没法』ということです。
ループ固定法は、まぶたを動かすときにかかる力を分散して 1 点にかかる力が弱くなります。
一方、点固定(点留め)法はまぶたを動かすたびに糸に 1 点集中して力が加わってきます。
すると徐々に糸が緩んでしまい二重ラインが浅くなってきてしまいます。
このようにル ープ固定法は点固定法よりも二重ラインが長持ちします。
では、『取れやすい』とはどういう事なのか説明します。
『取れやすい』=『抜糸がしやすい』 ということです。
二重ラインを元に戻したいという方もいるかと思います。
その時、点固定 の場合、埋もれている糸を見つけることは非常に難しいです。
探せなかったということもよ くあります。
一方、ループ固定は糸がループ状になっているので 1 か所探り当てれば糸が 見つかり『取れやすい』ということです。
次に分厚いまぶたでも大丈夫とは、他院で「分厚いまぶただから埋没法では出来ない」と言 われてしまった方でも当院では大丈夫です。
当院では、糸をループ状にまぶたの芯のかたいところギリギリを狙って埋め込みます。
する と分厚いまぶたの組織が糸によってギュッと圧縮されて薄いまぶたになります。
そのため 分厚いまぶたでも強力に二重ラインを作ることができます。
最後に仕上がりがきれいとは、ループ固定法は二重ラインが自然で滑らかな仕上がりになります。
二重埋没法は、目の周りにリング状にある「眼輪筋(がんりんきん)」という「筋肉のしわ」 に沿って二重ラインができます。
アイプチでも二重ラインが作れるのは、この筋肉のしわに 沿って二重ができるからです。
点固定法は、しわの位置がずれてしまう可能性が高く、そう すると二重ラインがガタガタになってしまいます。
一方ループ固定法は、そのようにガタガ タになってしまう可能性は低くしわに沿って滑らかな二重ラインになります。
以上、二重埋没の施術方法について説明してきました。 二重埋没法の手術をするときは、糸をかける位置と糸の固定方法をしっかり考えて選択しましょう。
「プチ整形」とは、メスを使わない美容整形です。
埋没法は、メスを使わないことから『二重プチ整形』と呼ばれています。
埋没法のメリットは、1腫れが少ない2元に戻せる3料金が安いということからとても人 気の高い手術です。
二重切開法とは、まぶたの皮膚を切って縫うことで、美しい二重ラインを作ります。
「永久二重になりたい」、「手術は 1 回で済ませたい」という方にお勧めです。
二重切開法は、埋没法のように糸によって皮膚を引き上げて作る二重ラインではなく、皮膚 組織の癒着によって作る二重ラインです。
二重切開法は、二重部分切開法と二重全切開法の 2 つに分類されます。まぶたの皮膚を切 る長さによって違いがあります。
部分切開は、切開する範囲が小さく、その分全切開に比べ て腫れが少ないです。
永久二重になりたいけどダウンタイムが気になる方に選ばれる手術 ですが、まぶたの厚みがある方などまぶたの状態によってはきれいな二重ラインが作れな いこともあります。
一方、全切開は部分切開と比べて切開する範囲が広く、ダウンタイムも長くなります。しか し、まぶたの状態によっては必要に応じて余分な皮膚組織などを取ることができ、よりきれ いな二重ラインを作ることができます。 では、全切開についてもう少し詳しく説明していきます。
全切開とは、希望の二重のラインに沿って皮膚を切って縫うことできれいな二重ラインを 作る施術です。 全切開法のメリットは、永久的な二重ラインが作れる、腫れぼったいまぶたでもすっきりし た二重ラインが作れる、まぶたに負担がなく自然な二重ラインができる、などがあります。 一方デメリットは、ダウンタイムが埋没法に比べて長い、手術費用が高い、などがあります。 当院の二重切開法の特徴は「半永久」「幅広二重も可能」「仕上がりがきれい」です。 「半永久」とは、他院で二重切開手術をして二重ラインが取れてしまったという方がいらっ しゃいます。当院ではそのようなことはほとんどありません。これまでの多くの症例から知 識や技術を習得し実績を積み重ねてきました。そして様々な工夫を凝らした結果「幅広二重 も可能」になりました。「仕上がりがきれい」なのは切って縫う時の処置が大切で、皮膚と 皮膚がズレないように特殊処置をしています。糸は通常 1 週間後に抜糸をします。皮膚組 織の癒着によって希望の二重ラインが仕上がります。 このように二重全切開は将来的にまぶたへの負担が少なく、きれいな二重ラインが持続し ます。しかし、簡単に元に戻すことができません。また施術は高度な技術が必要となるため 実績のある医師を選ぶことが大切です。
目頭切開とは、目頭の皮膚を切って縫うことで、目を内側に大きくする施術です。 この施術に適する方の特徴は、「目と目が離れている」、「平行型二重になりたい」、「蒙古襞 (もうこひだ)が張っていて目が小さい」などのお悩みがある方にお勧めの手術です。
目頭切開をするメリットは、目と目が離れて見える方も目と目を近づけることができます。 また、内側の蒙古襞のせいで末広型の二重になってしまっている方は平行型二重にするこ とができます。そして、蒙古襞によって目が小さく見える方は目がパッチリ大きくなります。 目頭切開の手術方法は、Z 型に切って縫う方法が一般的です。切る長さはまぶたの状態によ って異なります。時間とともに傷跡は目立たなくなりますが、医師によっては傷跡が目立っ てしまうということもありますので医師選びは慎重に行いましょう。
目尻切開とは、目尻の皮膚を切って縫うことで、目を外側に大きくする施術です。
この施術に適する方の特徴は、「目の横幅を広げたいけど、左右の目の間隔が短い」、「シャ ープな印象の目にしたい」などのお悩みのある方にお勧めの手術です。 目尻切開をするメリットは、目の横幅が大きくなってシャープな目になります。また、目の 面積が広がるため小顔に見える効果があります。 目尻切開手術は、目尻の皮膚を切開して目尻を広げ、それぞれの切り口を縫合します。そう することで目の横幅を広げることができます。 目尻切開は、二重切開や目頭切開と組み合わせて施術することができます。
二重整形には、埋没法と切開法の2つの方法があることがお解りいただけたかと思います。 しかしまだ迷いがあるという方もいらっしゃると思います。そこで、1つ1つを比べて見て いきましょう。
二重整形をしたいけれど、ダウンタイムが心配と思っている方が多くいます。ダウンタイム を重視される方は埋没法がお勧めです。
二重切開法よりも埋没法はダウンタイムが短いです。 埋没法は、皮膚を切開することなく糸で二重ラインを作ります。手術時間は 20 分くらいで す。一方、二重切開法は皮膚を切開するため埋没法よりも皮膚組織や血管を傷つけます。傷 ついた皮膚組織や血管は徐々に再生されていきますが、その間は腫れや内出血があります。 手術時間は埋没法の倍以上の時間がかかります。傷の範囲が広いほどダウンタイムが長く なります。 このように埋没法は、手術操作によるダメージや手術にかかる時間が短く済みます。その結 果、出血量が抑えられてダウンタイムが短くなります。
取れにくい二重ラインを作るには切開法がお勧めです。
二重切開法は、永久的に二重ラインが持続します。 二重切開法は、埋没法のように糸で二重ラインを作っていません。糸は、まばたきをしたり まぶたを擦ったりしているといずれ緩んできます。すると二重ラインが薄くなり人によっ ては元に戻ってしまうこともあります。 一方、切開法は皮膚組織の癒着によって作られた二重ラインであるためそのような心配は ありません。
二重埋没法は仕上がりが自然です。
前述したように、二重埋没法はまぶたにある「筋肉のしわ」に沿って二重ラインを作るため 滑らかな自然な仕上がりになります。
また、傷跡もほとんど残りません。
埋没法は切開法よりも施術料金は安いです。平均して切開法の 6 割くらいの料金です。 切開法は埋没法よりも手術操作に時間がかかり、医師の技術や知識も高く要求されます。 費用を抑えたい方は埋没法がお勧めです。
ダウンタイムには個人差があります。 腫れの強さは埋没法よりも切開法の方が強いです。どちらの手術も腫れのピークは手術後 2~3 日です。その後は徐々に落ち着いていきますが、目立った腫れは平均して埋没法の場 合 1 週間、切開法の場合は 2 週間くらいです。その間は眼鏡などでカバーして、腫れが引 きやすい生活の工夫をしていただいています。
術後に腫れにくいのは、手術時間が短く出血量が少ない二重埋没法です。ダウンタイムが気 になる方は二重埋没法がお勧めです。
アイプチでかぶれたまぶたでも二重整形はできます。 簡単に二重ラインを作ることができるアイプチですが、長期使用はお勧めしません。 長期にアイプチを続けることによってまぶたへの負担が大きくなります。接着剤の刺激や 皮膚を引っ張ったり擦ったりしているとまぶたへのダメージが強く、たるみやしわの原因 になります。一度たるんだ皮膚は元には戻りません。 たるんでしまった余分な皮膚をすっきりさせるには二重切開法がお勧めです。
埋没法はダウンタイムが切開法よりも短く傷跡もほとんど残りません。
二重切開法は、永久的に二重ラインが持続します。 埋没法のように糸で作る二重ラインは、糸が取れてしまうことがあります。すると二重ラインが 消えてしまうことがあります。一方二重切開法は、皮膚組織の癒着によって作る二重ラインのた め永久的な二重ラインが持続します。
どのような目元になりたいのか具体的に医師に伝えましょう。
理想の目元の画像などを用意することもいいですし、具体的に末広型や平行型など二重の形や 二重の幅などの希望を医師に伝えましょう。
理想の目元をしっかり医師に伝えましょう。
医師はまぶたの状態を診てご希望の手術方法で理想の二重ラインが可能かどうかを判断します。
ご希望に沿って手術方法をご提供します。
それぞれの施術にはメリットとデメリットがあります。そこを十分理解した上でどちらの 施術をするか選択しましょう。
どこを重視するかは人それぞれです。費用やダウンタイムを抑えたいから埋没法を選択す るか、費用がかかりダウンタイムも長いけど永久二重の切開法にするか、先に述べたそれ ぞれのメリット、デメリットを理解した上で選ぶことをお勧めします。
クリニックによっては医師の移動が多く、何かあった時に診察をしてもらいたくても施術 をした医師がいないということがよくあります。別の医師に診てもらうことは可能でも、状 態を一番把握できるのは施術をした医師に限ります。 また、目の違和感などで眼科へ受診しても眼科医では美容の分野においてはよくわからな いことが現状です。そのため原因不明で帰されてしまうこともあります。 万が一トラブルが発生した時でもすぐに対処できるクリニックを選びましょう。 当院は眼科を母体とした美容クリニックです。美しさと目の健康に配慮した施術を提供し ております。稀な事態にもすぐに対処ができるので安心です。
二重手術をお考えの方、手術に迷いがある方もまずはカウンセリングへ行くことをお勧め します。
そこでまぶたの状態を医師に診てもらいましょう。そして希望を伝えましょう。 当院では希望に沿った施術を提供しております。こだわりや希望とするものは人それぞれ です。また、施術前から施術後のケアまで充実していますので安心してお任せください。
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