執筆・監修湯田竜司医師
湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「二重整形の悩み解決!」にようこそ。
美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。
二重切開法といっても様々な方法があります。
二重切開法で一冊の教科書ができあがるほどとても奥深い手術です。
いかに食い込みを自然にするか
傷跡を少なくするか
希望通りの二重幅をおつくりするか
今回は二重切開法の世界の医学論文をご紹介して参ります。
A New Crease Fixation Technique for Double Eyelidplasty Using Mini-Flaps Derived from Pretarsal Levator Tissues
日本語に直すと
瞼板(まぶたの中の硬い芯)の上にある挙筋組織(まぶたを持ち上げる組織)で小さなフラップを作る新しい二重整形術
です。
Choi, Yeop M.D., Ph.D.; Eo, SuRak M.D., Ph.D.
先生たちがアメリカの美容外科医学雑誌に投稿されました。
Plastic and Reconstructive Surgery: September 2010 – Volume 126 – Issue 3 – p 1048-1057
2010年の発表になります。
こちらがその手術の図式図になります。
詳細に知りたい方のために少し論文の概要を日本語に訳してみますね。
背景: ほとんどの二重整形は癒着をつくるため挙筋を皮膚に挿入します。
しかし目を閉じたときや、下を向いたときに凹みが目立つのが問題です。
方法: 瞼板上の小さなフラップを多数つくります。
切開で筋肉の断端にフラップをはさみこみ、筋肉は層をしっかり合わせて補修します。
結果: 520症例このやり方でおこないました。
6ヶ月から38ヶ月経過をみれています。
7例は失敗しました。
12例は左右非対称でした。
修正手術でうまくいきました。
下方視しても傷跡は目立ちません。
結果:この方法はとてもいいですよ。
この方法はとても手間がかかり、時間もかかるとは思いますがとても良い方法だと私も思います。
大事なことはやはり
①挙筋と二重ラインをダイレクトにつなげること
②筋層は層を合わせて修復すること
この2点が生まれつきの二重をつくるコツだと私は考えます。
この方法はまさにその2点をできる限り再現する方法ですね。
もう少し踏み込んで日本語訳してみましょう。
二重整形は1896年にミカモ先生が発表しました。
それから埋没法や切開法をふくめ、さまざまな方法が進化しました。
従来法と呼ばれるのはこの図の左の方法です。
瘢痕により挙筋と皮膚をつなげる方法です。
ですが凹んだり、リンパと血管を切ったりするのが問題です。
特に下を向いたときが目立ちます。
この欠点を克服したのがこの論文のやり方です。
図の右のやり方になります。
2006年から2009年の間に522症例のデータを分析した結果を論文にしました。
結果、この方法はとても良かったですよ。
という論文です。
私も原理原則はこの二重切開法を採用しております。
生まれつきの二重を作れる
腫れが少ない
とおかげさまでとても良い評価を頂いております。
ただ、ここまでのフラップはすごいですね。。。
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