執筆・監修湯田竜司医師
湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「二重整形の悩み解決!」にようこそ。
美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。
二重修正はとても難しいです。
ちょっとしたことで二重の形は大幅に変わってみえてしまうからです。
0.5mm二重の幅が違うだけで顔の印象はとても変わります。
今回は二重修正手術の秘密テクニックのご紹介です。
2015年のアメリカの美容外科医学論文に掲載された内容になります。
眼瞼後退といいまして、上の白目がむいてしまっている瞼の修正手術をどうするか、の論文です。
この論文ではハングバック縫合と挙筋腱膜上の脂肪を利用した発表になります。
私も二重修正手術では挙筋腱膜上の脂肪を利用する手術は実はよくやっています。
眼瞼後退はハングバック縫合で修正し、理想の二重ラインをつくるために眼窩脂肪を利用します。
こちらの術式では内部処置でしっかり脂肪の位置を固定しております。
中縫いで脂肪の位置を固定したほうが安定した成績がだせるとは思いますがほとんどの場合で、
皮膚の表縫合と一緒に脂肪を引っ掛けることで代用が可能ではあります。
安定した成績を出したい場合は、この論文のようにしっかり中縫い縫合で固定したほうが良いでしょうね。
少し概要を日本語でご紹介しましょう。
背景:眼瞼後退はたまに起きる合併症です。眼瞼後退に挙筋切除を受けた患者様で、挙筋腱膜上脂肪前転テクニックをおこなった論文を発表します。
方法:44人の患者様、57症例の評価をしました。
結果:脂肪前転術の72.7%がよい成績でした。まずまずが18・2%。だめだったのが9.1%。
脂肪前転術をしていないい68.2%が良い成績、22.7%がまずまず。だめだったのが9.1%。
脂肪前転術をしたかどうかで優位差はなし。
しかし、予定外の二重ラインは脂肪前転術をしたほうがでませんでした。
結論:予定外の二重ラインの予防に脂肪前転術はいいですよ。
って論文です。
タイトル読んだ瞬間からオチが私には分かっておりました。
脂肪前転術は眼瞼後退の治療に良い、というよりは予定外の二重ラインの予防にいいです。
またはくぼみ目を治すためにやる手術です。
ただし、ひどくやせていたり、前回のまぶたの手術でがっつり脂肪を取られていたりすると
この術式は使えません。
タイトルを見て
ん??眼瞼後退に脂肪前転術??
と疑問しかわきませんでしたが。。
やはり著者も予定外二重ラインの予防に
と結論づけておりますね。
このテクニックは瞼の修正手術をやる美容外科医には必須のテクニックでしょう。
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