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2018/10/29

はやり目 流行性角結膜炎(EKC)とは??

ドクター湯田

執筆・監修医師 湯田竜司

湯田眼科美容クリニック院長 湯田竜司の「湯田先生の相談室」にようこそ。美容整形をお考えのあなたのお力になれますよう、今までのお客様からのお悩みにできる限りお答えします。参考になれば幸いです。

著者プロフィール

A.原因 ウイルスが目の粘膜(結膜けつまく)に感染してしまう病気です。 ウイルスの名前は「アデノウイルス」というものです。 [related_link 4004]

B.症状

いわゆる「はやり目」です。 感染してから1週間~2週間で症状が現れます。

1.乳幼児の場合

瞼の裏の粘膜(瞼結膜)に白色の模様ができることが多くあります。 これを偽膜性結膜炎(ぎまくせいけつまくえん) と言います。 他にも、まぶたの腫れ、粘膜のむくみ、目が真っ赤、にごるなどです。 熱がでたり、風邪の症状もあります。

2.年長次・成人の場合

まぶたのむくみ、結膜の充血、まぶたの裏の奥のほうにつぶつぶができたり、耳の前のリンパ節が腫れたり、押すと痛かったりします。 涙目、光がまぶしく感じたり、ゴロゴロ感もでます。 2~3週間で結膜炎は落ち着きますが、角膜(黒目の表面)に点々と炎症が起き、濁ります(点状表層角結膜炎)。 ひどい場合は視力も低下します。 この症状がでると、数ヶ月~1年にも長引くことがあります。

C.治療

残念ながら特効薬は存在しません。 ただし、免疫力が落ちて、ばい菌がさらに感染するのを防ぐために抗生剤点眼を行います。 炎症を抑えるためにも、ステロイド点眼薬を使用します。 伝染力が非常に強力なため、予防が一番大切になります。 予防には、手をよく洗うことが大事です。 [related_link 3961] ]]>